わたなべゆうライブレポート

さる2019年7月6日ギタリストわたなべゆうさんのライブイベントをディバイザーの新社屋「ディバイザーシークレットベース」にて開催しました。

これまでディバイザー大商談会などで一部の販売店様のみご案内していた場所ですが、初めて一般のお客様へお披露目することとなりました。

ディバイザーシークレットベースのお披露目

展示エリア

会場はライブスペースと休憩スペースに分かれ、ライブスペースではヘッドウェイのカスタムショップ、飛鳥チームビルドシリーズ、スタンダードシリーズ、Japan Tune-upシリーズの各製品を展示。

一方休憩スペースにはディバイザーの2019年までの社史、「ディバイザーのギターができるまで」や、これまで制作してきたコラボレーションギターや、桜ギター、アカマツギターなどを紹介する展示、物販コーナーを設け、ライブと共にこれまでのディバイザーの取り組みについてもご紹介できるようなスペースにしました。

14:30開場予定としてアナウンスしておりましたが、ありがたいことに14時過ぎころからお客様に続々とお越しいただきました。

県外からお越しの方も多く、「観光も含めて楽しみにして来ました」という言葉も伺えました。梅雨で前後数日は雲行きも今ひとつでしたが、当日は暑すぎず過ごしやすい気候なのも嬉しい誤算でした。


キッズスペースも完備!でも演奏中はしっかりゆうさんの音に聞き入っていました。

15:30にはご予約のお客様も一通りご来場いただき、開演直前にアナウンス。
ディバイザーがある長野県は産業統計によるとギター生産日本一。とはいえ地元松本にお住まいの方でもまだまだそこまで知られていません。ギター作りそのものはもちろんですが、「そのギターが一体どんな音がするのか」というのも当然ながら知られていません。そこでこのライブイベントが企画されました。「ギター作り」から「完成したギターがどんな音がするのか」までを一つの場所で体感していただく絶好の機会です。

という様な内容のお話しをしたのち、いよいよわたなべゆうさん登場です。

ライブスタート

ゆうさん自身も初めての長野公演とあって、まずは「演奏で自己紹介を」とばかりに数曲を披露。

初めてゆうさんの音を聞くお客様も、ゆうさんの演奏にすいすいと引き込まれていく様子でした。

演奏は主に完成して1年にも満たないカスタムショップ製カッタウェイモデルを中心に展開。音響面でも万事順調で、ギターの音自体も、適度に混ぜられるリバーブなどの乗りも良くとても聴きやすい環境でした。

今回のライブでは小さなお客様も何組かいらっしゃいましたが、そこは小学校などでの演奏や、絵本製作などの経験豊富なゆうさんの面目躍如といったところか、「はよ帰りたい?もうちょっと我慢して聞いてや」「おっちゃんギター上手いやろ」という一言でぐっとお子様の心を引きつけていました。
お客様の空気が和み、ゆうさんの演奏が会場全体を包み込むような一体感が出た頃、HOC-Kingfisherに持ち替えます。

「このギターはヘッドウェイやディバイザーの皆さんとやり取りを始めるきっかけになったギターで、小柄な人や女性、初心者の方にも弾きやすくというコンセプトで監修させてもらったものです。ぜひ、このライブのあとにでも触って頂けたら幸いです」

  

トークセッション

一曲演奏した後、「ギターを弾くプロフェッショナル」としてのゆうさんと、「作るプロフェッショナル」としてのヘッドウェイビルダー安井雅人によるトークセッションコーナーです。

今回のライブツアーのきっかけにもなっているHDC-GERBERAというギターの「作り手からみた特徴や工夫した点について」や、それを受けて「完成したギターの弾き心地がどうか」といった話題、ギターを始めたい方へ向けた「高いギターと安いギターの違い」についてそれぞれの立場からお話しいただきました。

トークセッションの最後には「今ヘッドウェイが特にこだわりを詰め込んで開発したギター」としてHN-BARCORTを少しだけ紹介させていただきました。

 

再びわたなべゆうさんの演奏パートに戻りラスト2曲ほど演奏したところで本編終了。
アンコールでは、それまで弾かれていなかったHDC-GERBERAを手に取ります。

「このギターは特に思い入れが深くて、この生音を大事にしたいと思っています。だからピックアップとか付けていなくて、レコーディングだけで大事に弾いていきたいと思います。最後にこのギターを生音で弾きます、みなさんも物音を立てないように、そっと耳をすましてみてください。また違った聞こえ方がすると思います」

全編やわらかな空気感の中で進んだライブでしたが、穏やかな中にも緊張感のあるギターの音色が響きます。エンディングにかけて会場が一つになるように感じられました。

記念撮影

最後にゆうさんの提案で会場の皆さんと一緒に記念撮影。


上記画像はわたなべゆうさんのブログよりお借りしました。

ライブ後はゆうさんと話す方や、ギターを試奏する方、今一度展示をご覧になる方などお客様それぞれにお過ごしいただきました。

ディバイザーとしては久々のライブイベント開催とあって、至らぬ点も多々あったと思いますが、ご来場いただいたお客様の笑顔を見ることができてほっとするスタッフ一同でした。

また全国の楽器店様店頭イベントなど開催いたします際にはぜひお立ち寄り頂ければと思います。

わたなべゆうさんのツアースケジュールについては
ゆうさんのウェブサイトを御覧ください!
https://www.watanabeyu.jp/schedule/index.html

また、2019年7月28日には開進堂Blue Guitars様にてインストアライブが決定しております!
こちらではヘッドウェイビルダー安井雅人もお邪魔します。こちらもぜひお越しください。

HEADWAY GUITARS DAY 2019
LIVE わたなべゆう×HEADWAY
https://gctoyama.kaishindo-music.co.jp/blueguitars/2019/06/04/headwayday...

わたなべゆう監修モデル HOC-Kingfisher特別ページ
http://www.deviser.co.jp/headway/watanabeyu-hoc-kingfisher

7月17日追記

7月17日付けの信濃毎日新聞社刊MGプレスにライブの記事が掲載されました!