ワンランク上のスペック、弾き手に応えるHF-455
ヘッドウェイ伝統の「HF-415」を基本に外観・素材をアップグレードした「HF-455 ARS/ATB」です。
現在のヘッドウェイギターズラインナップにおける最も中心的なモデル「HF-415/ATB」はスプルーストップ、ローズウッドサイド・バックというベーシックな仕様の中でヘッドウェイクラフトマンによる丁寧なものづくりを体現する、軸となるアコースティックギターです。
適度に肉厚ながら、握り込んだときの手の形を考慮し、そこまで厚みを感じさせないネックグリップ。
芯のあるサウンドのためにはネックは太いに越したことが無く、薄い、細いネックはそのまま出音の線の細さにつながります。ヘッドウェイでは一本一本職人がネックグリップを研磨し、握りやすく、芯の太さを感じさせるギターに仕上げています。
また、2017年から本格的に取り入れ始めた「アドバンスド・リアシフトXブレイシング(ARSブレイシング)」をこのモデルにも採用しています。
アドバンスドリアシフトXブレイシング
ブレイシング:アディロンダックスプルース材を使用した、スキャロップド・アドバンスドリアシフトXブレイシング
2016年より新しくヘッドウェイが取り組んだのが「アドバンスドリアシフト」。百瀬の製作するカスタムモデルで採用、その後試作も踏まえ、2017年に入り遂に飛鳥チームビルドシリーズで製品化となりました。
▲左よりフォワードシフト、ノーマル、アドバンスドリアシフトのトップブレイシング模型・・・Xブレイシングの交差位置がサウンドホールから順に遠のいている事が分かります。
アドバンスドリアシフトはノーマルの位置から若干ブリッジ側に寄せたレイアウト。フォワードシフト、ノーマルの音の傾向を踏まえると、強度が上がり振動しづらくなることで、当初は「硬く扱いづらい音になるのではないか」という見方もありましたが、数本制作する中で得られた結果は音の芯、特に近年のヘッドウェイで少し弱かったプレーン弦(1,2弦)の鳴りに存在感が増した、という予想外の結果でした。1音1音しっかりと鳴り響き、芯のある迫力のサウンドを実現。また、位置をブリッジ側へ寄せることでトップ材に対しての丈夫さも増しています。
以上の様なHF-415/ATBが持つ上質な作り・構造に加え、さらに素材面や希少性、外観にもこだわったワンランク上のギターが「HF-455 ARS/ATB」です。
キューバンマホガニーネック
ネック:キューバンマホガニー
サウンドのコシ、芯の部分を担うネックに対してキューバンマホガニーを採用することで、これまでよりも更に締まったサウンドが期待できます。
ポジションマーク:スノーフレークAvalone
アディロンダックスプルース
ボディ:アディロンダックスプルーストップ
希少性が高くサウンドにも大きく影響を与える「アディロンダックスプルース」をボディトップに採用。
ボディ装飾:大柄ヘリンボーン・・・従来のHD-115と比較し少し大振りなヘリンボーントリムをボディの縁にあしらいました。
ハードウェア
ペグ:GOTOH SXN510V-06M XG
ピックガード:深い赤が印象的なレッドスワールピックガードを採用。
サドル:ロングサドル
ブリッジピン:Avalone Dot
スタンダードなHF-415が持つ魅力を内包しながら、さらにワンランク上のスペックを纏ったことで、より魅力的に仕上がったHF-455。素材の希少性ゆえに多くは制作出来ないモデルですが、手に取ればその弾きやすさや所有する喜びを満たしてくれる個性を持った1本です。
Body Top |
Adirondack Spruce
|
---|---|
Body Side&Back |
Indian Rosewood
|
Neck |
Cuban Mahogany
|
Fingerboard |
Ebony
|
Nut |
Bone
|
Saddle |
Bone Long
|
Bridge |
Ebony
|
Pickguard |
Red Swill
|
Machineheads |
GOTOH/SXN510V 06M XG
|
Scale |
628mm
|
Width at Nut |
43.0mm
|
Bracing |
Scalloped Advanced Rear Shift X Bracing
|
Finish |
Thin Urethane
|
String |
Elixir NANOWEB Light(.012-.053)
|
Accessories |
ハードケース、六角レンチ、保証書
|
作成者:dev-admin 作成日: