現在Headway Aska Team Buildでは、「'34ブレイシング」を採用したモデルを製作中です!
'34ブレイシング
「'34ブレイシング」は、マスタービルダー百瀬恭夫がカスタムショップにおける近年製作モデルの中で最も手応えを感じたブレイシングレイアウトです。
アコースティックギターの内部は、ブレイシングと呼ばれる木材パーツよって補強されております。ブレイシングは構造的に音質を決める重要な骨組みであり、その木材パーツのサイズを変えたり、位置を変えることで大きく音質が変わります。
Headway Guitarsでは、Xブレイシングと呼ばれる、真ん中あたりで木材パーツがXのかたちに交差するブレイシングパターンを主に採用しております。Xの交差位置でも音質は変わります。
Headway Guitarsの理念として、“長く良い状態で弾いていただける楽器づくり”ということが挙げられます。
そのため音質にこだわるのはもちろんのこと、強度という部分も重視しています。ブレイシングレイアウトで言うと、Xの交差位置をブリッジ側に寄せることで強度が高まります。
Headway Guitarsでは近年「アドバンスドリアシフトXブレイシング」という、Xの交差位置をブリッジ側に寄せたブレイシングレイアウトを積極的に採用しています。このブレイシングレイアウトの特徴は、強度と音の粒立ちの良さのバランス感にあります。
一方、「フォワードシフトXブレイシング」はサウンドホール側にXの交差位置を寄せたブレイシングレイアウトで、完成当初から良く鳴るものの、アドバンスドリアシフトXブレイシングと比較してしまうとどうしても強度が下がってしまいます。
今回採用する「'34ブレイシング」はフォワードシフトXブレイシングとアドバンスドリアシフトXブレイシングの中間というような位置づけで、鳴りの良さと強度のバランスがとれたブレイシングレイアウトとなります。
このブレイシングレイアウトを採用したモデルは、Customshop以外では、Aska Team Build seriesに先駆けて、Standard seriesで発売されております。
発売中モデルHeadway Standard series「HD-115 SF,S/STD」の製品ページはこちら
特設ページはこちら
Aska Team Build seriesでも満を持して'34ブレイシングを採用したモデルを製作しております!
こちらは500番シリーズのモデルで、115モデルと比べると少しモダンな印象のモデルとなります。
500番シリーズについて詳しくはこちらをご確認ください。
今までの500番シリーズともまた装飾なども変えており、赤いラインが目を惹きます。
さらに今までの500番シリーズのモデルとはペグを変更いたします。これは「'34ブレイシング」にすることで音の傾向が変わり、これまで500番シリーズで採用していたペグ「GROVER/102-18」だと重く、低音が暴れてしまうため、軽めのものに変更し出音のバランスをとります。
マスタービルダー安井曰く“ペグは弦を引っ張るためだけのものじゃない”とのことです!
ネックグリップ
ネックはExtra Slim U(ESU)グリップを採用し、1フレット付近で20.5mmという厚さを実現!ネックには棒鉄心と2本のカーボンサポートを埋めた「ハイストレングスネック」となっているため、ネックの薄さによる強度の心配はございません。
ハイストレングスネックについての説明ブログはこちら
▲ボディバインディングを接着している様子
今回製作しているのは、ローズウッドサイドバックのHD、HF、HOM、HCシェイプ、マホガニーサイドバックのHJモデルです。
今回製作分のモデルは8月下旬の完成を予定しております!
ぜひ続報をご期待くださいませ◎
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現在、Headway Guitarsではサマーキャンペーンを開催中です!今回ご紹介した「'34ブレイシング」をプリントした、「Tシャツ」または「トートバッグ」をプレゼントしております!
詳しくは下記バナーのリンク先をご参照ください。