突然ですが、
「このアコギ、ハイフレまで弾きやすいのは良いんだけど音に迫力に欠ける様な気がするんだよな。。」
とか
「このアコギ、いい音なんだけどハイフレ弾きづらいな、しょうがないか。。」
や、
「ピックアップ付いてたら便利なのにな。。」
とか
「ライブでエレキから持ち替え様のアコギ欲しいな」
「ガンガン弾けるいいエレアコ欲しいな」
といったギタリストの皆様のご要望に一手に応えるギターがこの度完成しました。
Headway Standard seriesの最新完成モデル「HDC-115 ARS/STD」です!
カッタウェイギターだけど音に迫力
「音の迫力」というと抽象的ですが、特に低音域がしっかり聞こえてくると、ギターの音は迫力を増すと言われます。
ギターの形で言うと小振りなシェイプの方が軽めのサウンド、大きなシェイプ、いわゆるドレッドノートの方がレンジが広く、鳴り方も余裕があります。
しかしカッタウェイのアコギというと文字通りハイフレ付近のボディをカットしてしまう点に加え、抱えやすさなどを考慮してボディ全体のアウトラインも小さ目のシェイプになってしまうことから、ギター全体の鳴り方もコンパクトになりがちです。
当然イコライジングなどでカバーできる部分もありますが、アコースティックギターである以上、演奏者の腹にくるような迫力、余裕のある鳴り感というギターそのものの魅力は多少犠牲になることは否めません。
HDC-115ARS/STDはヘッドウェイのHDシェイプをそのまま高音弦ハイフレット部だけカットしたシェイプ。だから鳴り方もHD-115のそれとほぼ同一の迫力を感じられます。
合せてサイド・バックがインディアン・ローズウッドというのも低音域の重厚感に寄与します。
ギターの生音にこだわるヘッドウェイのものづくりの考え方は、プリアンプ搭載モデルでも変わりません。
「アンプ出力が前提だから敢えて鳴りを抑えたギターづくり」という設計もあると聞きますが、ヘッドウェイは生音ありき。あくまで「ギター本体が鳴ること」を重要視して作っているので、生音でもHDサイズらしい余裕の鳴りを体感いただけます。
もちろん搭載しているプリアンプ「Fishman Ink」を利用してケーブルからアンプ出力しても素晴らしい音が得られますが、ギター本体にマイキングできる環境なら、そのセッティングの方がお勧めかもしれません。
ARSブレイシングの恩恵
ギターのシェイプに加えてサウンドに大きな影響を与えるのが「ブレイシング」だと考えています。
ヘッドウェイが2016年頃から積極的に取り入れている「ARS(アドバンスドリアシフト)ブレイシング」を本モデルでも採用。
ボディトップ板の強度を上げ、音の粒立ちを揃え、全弦バランス良くストレートに鳴ってくれると良いことづくしのARSブレイシング。HDC-115 ARS/STDの様なカッタウェイモデルでもその恩恵を得られ、細かいフレージングでもピッキングニュアンスにしっかりと応えてくれる実感があります。
エレキギターからの持ち替えにも
Fishman Inkプリアンプ搭載
様々な演奏シーンを想定してFishman Inkを搭載しました。アウトプットジャック横にバッテリーボックスを備え、9V電池で駆動します。ボディサイドにコントロールパネルがあり、Treble,Middle,Bass,Brillianceという4つのイコライザーセクション+ボリュームコントロール、チューナーまで、多くの機能をコンパクトな筐体に収めています。
※ストラップピンを軸にカバーをスライドさせるとバッテリーボックスが姿を表します。
※画像の製品にはコントロールパネル部に養生のシートが貼ってあります。
※チューナーボタンを2秒ほど長押しするとチューナーモードに移行し、アンプから音が出なくなります。チューナーボタンがメーターのディスプレイとなり、視覚的にスムーズに調弦できます。この状態でチューナーボタンを2秒ほど長押しするとチューナーモードが解除されます。
ディスプレイは小さいながら照度も高く視認性良好です。
ネックヒール部分にストラップピン
所謂フォークギターというと、ナットの先、ヘッドあたりにヒモを回してストラップを使うのが定番ですが、特にエレキギタリストからするとどうも収まりが悪く感じる方も多いと聞きます。
HDC-115ARS/STDをはじめヘッドウェイスタンダードシリーズのカッタウェイモデルではネックヒールにストラップピンを取り付けて出荷しています。
エレキギターの様にストラップを使えるため、違和感なくエレキ/アコギを持ち替えていただけます。
ARS仕様で音質的にさらに扱いやすくなったHDC-115ARS/STDをぜひお試しください!
HDC-115ARS/STD
希望小売価格・・・¥225,000(税抜)
製品ページ