飛鳥工場で使用される和材のなかでも特に人気の高い「桜」。
木材の時点でよくよく見るとややピンク色をしています。
フローリング等で見かける桜の木材には樺など、桜の木とは似ているものの、みなさんがイメージするものとは異なる木材が含まれていますが、工場で使用されるものは、おもに本桜という日本古来より親しまれる桜をギターに使用しております。くわえて揺らめくような杢が入った個体を厳選しています。
現在ギター業界には馴染みが薄いかとおもいますが、歌舞伎に使用される小鼓や琵琶の胴など古くから楽器に使用されてきました。
材質は粘りがあり、適度に硬質。その音は明るく粒の揃った印象を受けます。
季節問わず製作しております。
楽器を通して春だけでなく日本を感じていただければ幸いです。