【現在制作中・2018年1月末頃完成予定】
ヘッドウェイギターズの最も中心となるモデル「HD-115」を基本とし、さらに素材面でワンランク上のアップグレードを加えた特別生産モデル「HD-155 ARS/ATB」、「HF-455 ARS/ATB」を制作しています。
ワンランク上のスペック、弾き手に応えるHD-155
ヘッドウェイギターズの持つ「日本の職人が一本一本丁寧に制作する、品質の高いギター」というイメージを体現するのが最もベーシックなモデル「HD-115」です。
HD-115製品ページ
http://www.deviser.co.jp/headway/atb/hd-115atb-ars
アコースティックギターの歴史上最も伝統的な仕様を踏襲し、その上でヘッドウェイらしさ(=太く張りのあるサウンド、長く安心して使える剛性、丁寧に作りながらも価格を抑えたコストパフォーマンス)を盛り込んだモデルがHD-115というアコースティックギターです。1977年のブランドスタート当初からラインナップに存在し、現在に至るまで時代に合わせて多少の変化を加えながらラインナップし続けているモデルです。
ヘッドウェイというブランドを知って頂くにはこのHD-115を弾いて頂くのが最も分かりやすいのですが、実際に「自分の右腕として欲しいギター(=メインギター)にはもう少し華が欲しい」という方もいらっしゃるかもしれません。
HD-115を基本として細かなディテールをアップグレードした、いわば「ワンランク上のHD-115」それが「HD-155」です。
大げさな装飾ではなく、さりげないながらも上質な素材を使っている事が分かる絶妙な仕様にまとめました。
このギターは飾るものではなく、様々な演奏シーンの中でパフォーマンスを発揮する「現場向けのハイグレードなギター」です。
それでは特徴をご紹介していきます。
アドバンスドリアシフトXブレイシング
▲ブレイシング比較イメージ・・・左からフォワードシフト、ノーマルシフト、アドバンスドリアシフトブレイシング。サウンドホールからXブレイシングの交差位置が遠のいているのが分かります。
2016年より新しくヘッドウェイが取り組んだのが「アドバンスドリアシフト」。百瀬の製作するカスタムモデルで採用、その後試作も踏まえ、2017年に入り遂に飛鳥チームビルドシリーズで製品化となりました。この仕様をこのモデルでも採用しています。
アドバンスドリアシフトはノーマルの位置から若干ブリッジ側に寄せたレイアウト。フォワードシフト、ノーマルの音の傾向を踏まえると、強度が上がり振動しづらくなることで、当初は「硬く扱いづらい音になるのではないか」という見方もありましたが、数本制作する中で得られた結果は音の芯、特に近年のヘッドウェイで少し弱かったプレーン弦(1,2弦)の鳴りに存在感が増した、という予想外の結果でした。1音1音しっかりと鳴り響き、芯のある迫力のサウンドを実現。また、位置をブリッジ側へ寄せることでトップ材に対しての丈夫さも増しています。
詳しくはこちらのページをご覧ください
http://www.deviser.co.jp/headway/about/ars
キューバンマホガニーネック
サウンドのコシ、芯の部分を担うネックに対してキューバンマホガニーを採用することで、これまでよりも更に締まったサウンドが期待できます。
ポジションマーク:スノーフレークAvalone
アディロンダックスプルース
ボディ:アディロンダックスプルーストップ
希少性が高くサウンドにも大きく影響を与える「アディロンダックスプルース」をボディトップに採用。
ボディ装飾:大柄ヘリンボーン・・・従来のHD-115と比較し少し大振りなヘリンボーントリムをボディの縁にあしらいました。
ハードウェア
ペグ:GOTOH SXN510V 06M XG・・・多くのギターメーカー、プレイヤーから圧倒的な信頼を得ているパーツメーカー「GOTOH」。ラインナップの中でもハイエンドに属するSXN510Vを採用しています。
装飾
ピックガード:深い赤が印象的なレッドスワールピックガードを採用。
サドル:ロングサドル
ブリッジピン:Avalone Dot
スタンダードなHD-115が持つ魅力を内包しながら、さらにワンランク上のスペックを纏ったことで、より魅力的に仕上がったHD-155。素材の希少性ゆえに多くは制作出来ないモデルですが、手に取ればその弾きやすさや所有する喜びを満たしてくれる個性を持った1本です。
各モデルとの比較
ヘッドウェイギターズをよくご存知の方ならばなんとなくお気付きかもしれませんが、型式の近いモデルが3機種あります。その3機種を比較すると以下の通りです。
各モデルの仕様について詳しくは下記製品ページをご確認ください。
HD-115 ARS/ATB製品ページ
http://www.deviser.co.jp/headway/atb/hd-115atb-ars
HD-555 ARS
http://www.deviser.co.jp/headway/atb/hd-555-ars
ともするとハイスペックなモデルはその価格から気軽に持ち出す事ができなくなり、自宅演奏用・観賞用に収まってしまう恐れがあります。上質でありながらどんどん弾く機会を作るためには「適度な価格帯」という部分も重要になってきます。そんなときHD-155 ARS/ATBを一度お試しください。様々なシーンに対応する現場感と希少性・高級感を併せ持った価値あるモデルです。