去る10月26日〜29日、ディバイザーは中国・上海で開催されたMUSIC CHINA 2016に出展してまいりました!
皆さまの想像にも難くない近年のアジア圏におけるギターをはじめとする楽器販売の隆盛。中でも中国・上海は経済発展の中心地であり、そこで開催されたMUSIC CHINA 2016では各社からさまざまなブースが出展され、来場者も情報を得ようとする熱が感じられるエネルギッシュな場でした。
今回ディバイザーはHJ-OSAMURAISANのお披露目とSTR Guitarsブランド10周年という2大トピックを目玉にブースを出展!その模様を写真とテキストでレポートしていきたいと思います。
MUSIC CHINA 用にこの建物が10棟くらいあるんですが、全棟にブースがひしめき合ってます。
はじめに
■フェア概要--------------
MUSIC CHINA 2016
会期:2016年10月26日〜29日
場所:Shanghai New International Expo Centre(SNIEC)
website URL:http://www.musikmesse-china.com/
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◯ディバイザーブースのご紹介!!
HEADWAY Guitars
ヘッドウェイブランドでは飛鳥チームビルドシリーズ、スタンダードシリーズ、スタートしたばかりのJapan Tune-upシリーズを展示。各ブランドの最新モデル、とりわけHJ-OSAMURAISANは大きなパネルを作りアコースティックギターのコーナーでも目立つようにレイアウトしました。
出展モデル
ATBシリーズ
・HD-555
・HD-115 RO
・HD-HANABI
・HF-415 ATB
・HD-YOZAKURA
・HF-YOZAKURA
STANDARDシリーズ
・HD-SAKURA/STD
・HF-SAKURA/STD
・HN-SAKURA/STD
・HJ-523/STD
・HD-113URUSHI/STD
・HF-413URUSHI/STD
JTシリーズ
・HJ-OSAMURAISAN
・HD-590AS
・HF-590AS
・HJ-590AS
・HD-560S
・HF-560S
上海でもおさむらいさんは大人気の様で、多くの女性がパネルとともに写真を撮り、みんな嬉しそうにしていました。
一部SNSでは「おさむらいさんが会場に来る」という情報が流れ、それを目当てに来場した親子連れの方も。「今回はかないませんでしたが、次回は呼べる様に頑張ります!」とディバイザースタッフもあらぬ噂への対応に追われました。
また、漆塗りのギターにも注目が集まりました。拭きうるしは濃いブラウンの個性的な見た目ということもあり、ブースにやってきてまずHD-113 URUSHI/STDを試奏する、というお客様もちらほら見えました。
うるし塗りにより塗膜が薄く仕上がることを紹介すると驚き、ギターの塗膜については国を超えて関心が集まる場所なんだということを実感しました。
多少の波はありながらも基本的には常に多くの来場者の方が見えており、アコースティックギターに対する需要の高まりを肌で感じる機会になりました。中でもフィンガースタイルが流行っており、弦高のセッティングに強い関心を示すお客様も何人かいらっしゃいました。
STR Guitars
STR Guitarsは2016年でブランドスタート10周年を迎えるにあたり、10周年記念モデルを制作しました。これは10周年にちなみ10本限定制作なのですが、その内の3本をMUSIC CHINAへ出展。さらにうるし塗りのモデル、フレイムメイプルトップのモデルとSierra seriesの各モデルを出展しました。
出展モデル
CUSTOM SHOP
・CS549
・CS449 うるし塗り
・LS648 10周年記念モデル
・DLS549 10周年記念モデル
・DSC549 10周年記念モデル
Sierra series
・LJ-1
・LJ-2
・SC-5
・LS-5
やはり注目はバックアイバールをボディトップに使用したSTR 10周年記念モデル。木材について質問する方や、長時間試奏される方など明らかに人気者な3本でした。
一方でパープル系のグラデーションカラーが美しいCS549も試奏回数は多く、見た目だけでなく音色の面でも多くの人の関心をひいていました。
エレキベースが中心で、エレキギターが少なかったからか、LJ-2を歪ませて試奏される方も。他のブースを眺めてみた感じも含めると、エレキギターについては比較的テクニカルなスタイルの人気が高い様に感じました。ブルースや土臭いロックっぽいサウンドは少なめの様です。
デモンストレーション
前年同様ブース内のデモンストレーションではアンディさんとダニエラさん(その他にパーカッションの方やギタリストの方にも)に演奏頂きました。
アンディさんはカテゴリ分けするならフュージョン系ベーシスト。メインで6弦のSTRを使用頂いています。
今回の出展モデルを色々と持ち替えて、4ビート、ラテン、ロックなどなど様々なビートにのせてSTRを演奏。
ダニエラさんはボーカルとしてパフォーマンスの幅を持たせるだけでなく、立ち寄ったお客さんとコミュニケーションを取りながらコールアンドレスポンスをするなどデモ演は大盛り上がりでした。
3日目の夕方には、それまで何度か試奏に来ていた20代前半とおぼしきベーシストの方とその友達(ドラマー)が隣のGIOCO Drumsのブースからドラム1セットをいそいそと運び出し、ディバイザーブースでセッティング。
セッティングが終わるとブルース進行のセッションを始めました。
二人とも手数が多くテクニカルで非常に上手いのですが、曲終わりが多少グダグダになったり、自由にタイムが揺れたりと、妙にかわいさがあって親近感の湧く、ナイスなセッションとなりました。
とはいえそれも勢いの一つと思えば、非常にエネルギーに満ち溢れた場所で、沢山の刺激に溢れた会場。
ディバイザーブースについても、参加するごとに少しずつブースにお越し頂くお客様の数も増え、総じて手応えを感じる出展となりました。
日本製のハンドメイドギターというのも少しずつ認知と価値が高まっていることは確かな様ですので、次回出展時はさらにインパクトを与えられるような機会にしたいと思います!