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ボディ | Flame Tochi 2P |
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ネック | Flame Maple |
指板 | Madagascar Rosewood |
ナット | Oiled Bone |
ブリッジ | GOTOH/203B-4 GG |
マシンヘッド | GOTOH/GB-11W GG |
フレット | JESCAR/EVO |
ピックアップ | Mojotone/CLASSIC JAZZ BASS |
コントロール | 2Vol, 1Tone |
スケール | 34inch |
ナット幅 | 38.0mm |
指板R | 210R |
アクセサリー | プロテクトケース、六角レンチ、保証書 |
ずっと塗りたかったカラーリング
歴史のはじめは塗りつぶしだったエレキギターのカラーリングも、今では単色はもちろん、木目が透けて見えるシースルーフィニッシュも別段珍しいものではなくなりました。似たように見えて、決して同じ模様がない素晴らしい木目を際立たせるにはシースルーカラーフィニッシュが一番です。
ところで、シースルーカラーフィニッシュにおけるカラーリング(色決め)の勘どころはどこかご存知でしょうか。
それは素材である木材自体(木地)の色味です。
一般的にシースルーカラーに塗装される木材がどんなものか上げてみればすぐに分かります。メイプル、アッシュなどが多く、一方でマホガニー、ローズウッドなどにシースルーカラーが施されることはほぼありません。
つまり木地が白っぽい(明度が高い)木材に着色した場合、色はキレイに発色しますが、もともとの木が暗い色味の場合、何色を塗っても濃く、黒に近い色合いになってしまいます。
塗装担当の職人は「木地の色」と「着色する色」の掛け合わせがどのような結果になるか想定して、着色します。
その中で最も再現が難しい色、それが「青」です。
「白っぽい木」とは言っても、純白ではありません。程度の差こそあれ必ず木材は黄色(便宜上「黄色」と表現します)をしています。ギターをシースルーカラーで青くしたい時、木材の黄色みが影響すると、結果としてギターは緑になります。
世の中のシースルカラーの「ブルー」と名乗るエレキギターをいくつか見てみてください。いわゆる「青」というよりも「緑がかった青」が多いことに気がつくはずです。
そんな訳で飛鳥ファクトリーに極めて白い栃(トチ)が入荷した時(しかもフレイム杢がびっしり!)、塗装担当の職人は当然のようにこの素材を青くすることを提案。木材の仕入れは一期一会、限られた極上の素材を、それでしかできない仕上げにすることは職人冥利に尽きるものです。
結果として2019スペシャルコレクションの1アイテムとして、このフレイムトチを使用したブルーのシースルーフィニッシュモデルが完成いたしました。
素材があるだけの製作のため、完全限定製作。次回製作予定は未定となります。
Color:BLU-BS、BLU-GRD(バースト2本、グラデーション3本製作)
当モデルは2019年春ディバイザースペシャルモデルの内の1本です。
詳しくは特設サイトをご覧ください。
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