Mabuhay Ukuleleはマンゴーの木をおもな素材として製作されています。マンゴーの木にはどういった特徴があるのでしょうか。
果物としてポピュラーな存在であるマンゴー。その歴史は古く、原産国の一つインドでは4000年前から栽培されていたとわれています。
果実として知名度の高いマンゴーですが、板として見ても比較的扱いやすい木材です。適度に固さを持ちながら加工性も比較的良く、楽器の他にも家具や建築用材などにも見られます。
ウクレレやギターといった弦楽器に使用される木材として見ると「適度な固さ」とは言え、メイプルやローズウッド等さらに硬質な木材と比較するとマンゴーの木は柔らかい部類に入ります。
この適度な柔らかさがマンゴーサウンドの特徴に関わってきます。硬い木材は高音域がよく出て派手な音色になりますが、耳に痛かったり、落ち着かない音の楽器も時たま見られます。柔らかい木材はこの耳に痛いところが抑えられ、ぐっと暖かみのある音になります。
マンゴーの木は後者にあたり、特に華奢な音になりがちなソプラノサイズのウクレレであっても落ち着きのあるまろやかなサウンドが持ち味です。
マンゴーウクレレのサウンドの例えとして、以前触ってもらったプロミュージシャンの方の言葉をお借りすると「遠くで聴こえる、公園で遊んでいる子どもたちの楽しげな声みたい」。賑やかで明るいけれども耳に痛くなく、親しみを感じるという意味でとても伝わりやすい表現ではないでしょうか。
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