さあさあ9月末の完成に向け絶賛制作を行っております、Headwayカスタムショップビルダー安井雅人が贈る渾身のコンセプトモデル第2弾!
その制作風景からこだわりや制作秘話をお届けするこの企画ですが、第三回の今回はこだわりの塗装と指板ポジションマークさらにフレットにも触れていきますよ!
前回の第二回ブログ記事はこちら
第一回のブログ記事はこちら
■こだわりの塗装と指板ポジションマーク&Headwayオリジナルのフレット
・安井のこだわりが詰まった「塗装」
今回のコンセプトモデルはバック材にローズウッドにキルトマホガニーを挟み込んだ3ピークバックになっております。
その3ピースバックのセンター材である、キルトマホガニーにのみブラウンでグラデーションを施し、後ろからの見た目にアクセントを加えおしゃれな印象に仕立て上げております。
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ブラウンのグラデーションが似合うマホガニー材。そこだけに着色する安井らしさが窺えるこだわりのポイントです。
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HeadwayATBシリーズでは塗装には「Thin Urethane(シンウレタン)」を採用しています。
名前にもある通り、「Thin Urethane(シンウレタン)」ということで非常に薄く仕上げられております。
塗膜面の研磨を細かく行い、薄く仕上げるには職人の感覚が非常に重要となってくる難易度の高い塗装です。
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▲ブリッジ接着の為に剥がした塗膜を計測すると、その厚さはわずか0.2㎜ほど。
それにより、ギター本来の鳴りを塗装が邪魔しない為、よりオープンな鳴りを生み出すことができています。
ウレタン塗装は経年変化が少ない為、Headwayのコンセプトである長く愛用できるギターという意味でも10年20年後も経年変化が少ないことはメリットになります。
また、ウレタン塗装はメンテナンス性が良く、より手軽にギターを楽しんで頂けるのもポイントです。
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▲塗装場に並ぶ今回のコンセプトモデル。職人の技から生み出されるHeadwayの「Thin Urethane(シンウレタン)」塗装はぜひ楽器店で見かけた際に注目してみてください。
・実用性とルックスを取り入れた「ポジションマーク」&Headwayオリジナルフレット
ポジションマークには実用性を考え蓄光素材の「ルミンレイ」を採用しています。
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▲暗闇で見るコンセプトモデルのポジションマークです。ポジションマークが薄っすら光り、暗い場所でも視認性が良くなっております。
ポジションマークの配置にも工夫をしており、小さ目のドットで端に入れることで存在感を出しすぎないようにしながら、ライブステージなど暗い場所でもポジションがわかりやすいようになっております。
また、ルミンレイはアルミリングの中に入っており、シンプルながらも手のこんだコンセプトモデルだから出来るさり気ないインレイに仕上がっております。
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▲ルミンレイの周りに施されたアルミリング。ルミンレイとも相性が良く、質感の高い仕上がりになっています。
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演奏性にも関わってくる「フレット」にはHeadwayがオリジナルで開発を行った「HHF-AG」フレットが採用されております。
HeadwayATBシリーズの現行制作モデルでは全てこのフレットが使われております。
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「HHF-AG」フレットは硬度の高い海外製フレットと同レベルの硬度にしながら、フレットの高さを少し高くしております。
それにより、フレットの寿命が延びフレットの交換時期を遅らせることができます。演奏性には影響がほぼ出ない少しだけ高くしているのがこのフレットのポイントです。
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また、フレットが指板に引っ掛かる為の足(タング)を太く大きくすることで、環境の変化などで抜けることを軽減している他、指板とフレットの密着性が上がる為しっかりとした音の伝達にも貢献しています。
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・安井が自身のカスタムショップでしか使用していなかったヘッドストックを初採用。
今までのATBシリーズでは使用しておらず、安井自身のカスタムショップでしか採用していなかったオリジナルヘッドストック「Y500ヘッド」を初採用しております。
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▲今回のコンセプトモデルのヘッド。ヘッド外周も通常よりも角が丸く仕上げられており、柔らかい印象も持たせています。
通常の500番シリーズのヘッド形状にひと手間加えることで、よりモダンでスタイリッシュなヘッド形状に仕上がっております。
ここに組み合わせるペグもGOTOH製のペグから今回のコンセプトモデルにベストな物を選んでおりますので、組み立てが始まったらご紹介いたします。
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▲「Y500」ヘッドの安井制作カスタムモデル・HC-501 Y's Concept #Y45
さあ、次回はいよいよ組み立てが始まります。
ピンレス構造のブリッジについてやHeadwayで採用している水牛骨ナットについてなどなどご紹介して参りますので、お楽しみに!
注目のお値段も次回発表です!!
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